はじめに
私は目の下のクマやたるみが気になり、切らないクマ取り施術(経結膜脱脂)と、目の下への脂肪注入(ナチュラル脂肪注射コンデンスリッチなど)を湘南美容クリニックで受けました。

でも、施術前にクリニックから渡される注意事項が書かれた用紙だけではまだ全部の不安が解消されなかったりもしました。

なので、クリニックに直接質問したり、美容クリニックの公式サイトや医療機関の情報を調べたりして、施術後の過ごし方について自分なりに整理してみました。
特に気になったのは、お酒や運動、入浴などの日常生活に関する制限です。
クマ取りは施術を受けて終わりではありません。腫れや内出血が落ち着くまでのダウンタイムがあり、脂肪注入を組み合わせた場合は、注入した脂肪が落ち着くまでにも時間がかかります。
せっかく施術を受けたのですから、できるだけクリニックの指示を守り、回復期間を大切に過ごしたいと思いました。
この記事では、施術前日から術後3ヶ月頃までの注意点を時期別に紹介します。
私のように目のクマが気になっている。これから施術を受けるという人の参考になれば幸いです。
※この記事は個人の体験と公開されている医療機関の情報をまとめたものです。施術方法、麻酔、使用する薬剤、患者の状態によって注意事項は異なります。実際には必ず担当医やクリニックの指示を優先してください。
1. 施術前日から当日までに気をつけること
施術前には、麻酔や感染予防、術後の腫れなどを考えて注意することがあります。
- 【前日、直前】施術前の絶飲食(食事・水分の制限)
- 【前日、直前】充血除去成分入りの市販目薬の使用
- 【施術当日】施術部位へのコスメ・メイク
- 【施術当日】クリニックから禁止されている洗顔・シャンプー
絶飲食の時間を守る
静脈麻酔を使用する場合、麻酔中に胃の内容物が逆流し、気管や肺に入る誤嚥(ごえん)を防ぐため、施術前に飲食制限が設けられることがあります。
ただし、食事と水分では制限時間が異なる場合があります。
一般的な麻酔の説明では、固形物は6〜8時間前まで、水やお茶などの透明な飲み物は2時間前までとする方法もあります。
一方で、クリニックから「施術2時間前から水分も含めて絶飲食」と個別に指示されている場合は、その指示に従う必要があります。
自分の判断で水分を摂取したり、制限時間を短縮したりしないようにしましょう。

私は施術を14時予約にして、食事を朝の8時までに済ませました。
自宅から湘南美容クリニックがある地域まで2~3時間かかります。そのような立地にお住まいの方でも予約時間に余裕があり、かつその日、食事をとることができる施術時間です。参考にしてみてください。
ちなみに、目のクマ取り施術は4時間に及ぶ大変なものなので、14時が予約できる最終の時間らしいです。
充血を抑える目薬は事前に確認する
市販の目薬には、充血を抑えるための血管収縮成分が含まれているものがあります。
普段何気なく使用している目薬でも、施術前後に使用して問題ないとは限りません。
特に、ナファゾリン塩酸塩などの成分が入った目薬を使用している場合は、事前にクリニックへ相談しておきましょう。
目薬の種類によって対応が異なるため、自己判断で使い続けたり、必要な処方薬まで中止したりしないことが大切です。
洗顔・メイク・シャンプーの制限を確認する
施術当日は、施術部位への化粧品の使用や洗顔方法に制限が設けられる場合があります。
目の周囲は施術後にデリケートな状態になるため、化粧品や洗顔料が傷口に触れたり、クレンジングで強くこすったりしないよう注意が必要です。
ただし、洗顔やシャワー、洗髪が可能になる時期はクリニックによって異なります。
例えば、脱脂と脂肪注入を組み合わせた施術でも、当日から優しい泡洗顔が可能と案内している医療機関があります。
一律に24時間禁止と考えるのではなく、自分が受けた施術の指示に合わせて対応しましょう。
参考:TCB東京中央美容外科「クマ取りの施術後、メイク・洗顔・クレンジングはいつから可能ですか?」
施術当日

湘南美容クリニックは、施術24時間後まで風呂キャンしてと言われました。ドライシャンプーやボディタオルなどもダメみたい。
車の運転
術後、最低でも24時間は、車の運転ができません。
クリニックでは、付き添いの方に送り迎えや公共交通機関の利用をお願いされます。

私、かいとはネットカフェで宿泊することを選択しました。
遠方過ぎて、どう公共交通機関を乗り継いでも家からの距離ができてしまうし、タクシーを使うと費用が掛かりすぎてしまいます。ホテルに宿泊しても同様。ネットカフェが一番、コスト面との折り合いがつく手段になりました。
私と同じ遠方で悩んでいる方に参考になれば幸いですが、必ず24時間後に麻酔が切れ、運転できる状態になるかは分かりません。脂肪を取った太モモの状態も確認したいところです。遠方で翌日に仕事があるという人はタクシーの利用をおすすめします。
ダウンタイムの程度を軽くするコスパ抜群の方法はこちら(※必ず翌日に運転できる状態になることを保証するものではありません)
2. 施術後1週間に気をつけること
術後1週間は、腫れや内出血が出やすい時期です。
普段の生活に戻りたくなっても、目元に負担をかける行動は控えるようにしましょう。
- アルコール(飲酒)
- 辛いもの・刺激物の摂取
- カフェインの大量摂取(コーヒー・緑茶・エナジードリンクなど)
- 湯船につかる入浴
- 過度な運動・激しいスポーツ
- 目元への摩擦・自己流のマッサージ
- 点眼時に下まぶたを引っ張る・触る
- 横向き寝・うつ伏せ寝・枕を低くして寝る
- 点眼は「げんこつ法」を活用
- 寝るときは仰向けになり、頭を少し高くする
飲酒は控える
お酒を飲むと血管が拡張し、血流が増加します。
術後間もない時期に飲酒すると、腫れやむくみ、内出血が強くなる可能性があります。
そのため、術後1週間程度は飲酒を控えるよう案内しているクリニックがあります。
また、クリニックによっては1ヶ月程度の禁酒を推奨している場合もあります。
1週間経過したからといって、必ずしも普段どおり飲酒してよいわけではありません。腫れや内出血の状態も考慮し、担当医の許可を得てから再開するのが安心です。
辛い食べ物や刺激物は控えめにする
唐辛子などの刺激物を大量に摂取すると、体が温まったり、発汗したりすることがあります。
ただし、辛い食べ物が直接脂肪の定着率を低下させるという明確な根拠があるわけではありません。
術後に体調を崩したり、腫れが気になったりすることを避けるためにも、最初の1週間は極端に辛い料理や刺激の強い食事を控えめにするとよいでしょう。
カフェインの大量摂取は避ける
コーヒー、緑茶、エナジードリンクなどにはカフェインが含まれています。
カフェインを大量に摂取すると、動悸や睡眠への影響が出る場合があります。
術後は十分な休息を取ることも大切なので、普段から大量に飲んでいる人は摂取量を見直してもよいでしょう。
なお、カフェインによって青クマが必ず悪化する、あるいは脂肪の定着が悪くなると断定することはできません。
湯船につかる入浴は控える
湯船につかると体温が上昇し、血流が増加します。
そのため、術後の腫れや内出血が落ち着いていない時期は、長時間の入浴やサウナを避けるよう案内されています。
シャワーについては施術当日から可能なクリニックもありますが、施術部位や保護テープを濡らさないようにする必要があります。
入浴の再開時期は、担当医の指示を確認しましょう。
激しい運動やスポーツを控える
ランニング、筋力トレーニング、激しいスポーツなどは、血圧や心拍数を上昇させます。
術後の腫れや内出血が強くなる可能性があるため、最初の1週間程度は控えるのが一般的です。
重い荷物を持つなど、強く力む動作にも注意しましょう。
目元をこすったりマッサージしたりしない
施術後の目元は非常にデリケートです。
目をこすったり、下まぶたを引っ張ったり、自己流でマッサージしたりすることは避けましょう。
特に脂肪注入を行った場合、注入部位に余計な圧力を加えないことが重要です。
マッサージによって脂肪が変形したり、定着に影響したりする可能性もあるため、医師から許可が出るまでは自分で触らないようにしましょう。
湘南美容クリニックの医師も、目の下への脂肪注入後のマッサージは不要であり、避けるよう案内しています。
参考:湘南美容クリニック「目の下への脂肪注入とマッサージについて」
寝るときは頭を少し高くする
術後の腫れやむくみを抑えるためには、寝るときの姿勢にも気を配りましょう。
おすすめされることがあるのは、仰向けになり、頭を少し高くして寝る方法です。
横向きやうつ伏せになると、顔の片側に圧力がかかる場合があります。
枕の高さを調整して、目元を圧迫しない姿勢で休むことを意識しましょう。
点眼するときは「げんこつ法」を活用する
施術後には、感染予防や炎症を抑えるために目薬が処方されることがあります。
しかし、点眼する際に下まぶたを引っ張ったり、施術部位に触れたりすると、傷口に負担をかける可能性があります。
そこで、点眼方法の一つとして知られているのが「げんこつ法」です。
一般的な手順は次のとおりです。
- 石鹸と流水で両手を洗います。
- 目薬を持つ手と反対側の手で握りこぶしを作ります。
- クリニックから指示された位置に拳を当て、手元を安定させます。
- 目薬を持つ手を拳の上に乗せ、容器の先が目やまつ毛に触れないように点眼します。
- 点眼後はまばたきをせず、静かにまぶたを閉じて1〜5分程度待ちます。
- あふれた目薬は清潔なティッシュやガーゼで軽く吸い取ります。
一般的なげんこつ法では、拳を下まぶたに当てて軽く引き下げます。
ただし、クマ取り直後は施術部位に触れないよう指示されることもあります。拳を置く位置も含め、術後に適した方法をクリニックに確認してください。
参天製薬の公式サイトにも、基本の点眼方法とげんこつ法が紹介されています。
参考:参天製薬「目薬の使い方」
3. 施術当日にネットカフェで過ごす場合の飲み物
東京など都会に住んでいる人でも麻酔や太モモの状態からネットカフェで休憩したいという人はいると思います。
なので、施術後にネットカフェなどで時間を過ごす場合のドリンクバーで控えた方が良いもの、逆に推奨される飲み物を挙げていきます。
脂肪の定着やクマの改善に対して絶対的な効果があったり、逆に絶対ダメというものではありません。
大切なのは、麻酔後の注意事項を守りながら、無理のない範囲で水分を補給することです。
おすすめの飲み物
水・白湯
特別な成分を期待する必要がなく、基本的な水分補給に適しています。
ノンカフェインのほうじ茶・麦茶
カフェインを控えたい場合の選択肢になります。
100%オレンジジュース
ビタミンCを含む飲み物ですが、飲むことで目元の茶クマや色素沈着を直接予防できるわけではありません。普段の食生活の一部として楽しむ程度に考えましょう。
ホットスープ・みそ汁
食事として利用することはできますが、血流を改善して脂肪の定着を促す特別な効果があるわけではありません。塩分の摂りすぎには注意しましょう。
避けたい飲み物
まずは、先ほども挙げたアルコール。術後1週間は控えるようにしましょう。
また、カフェインを大量に摂取すると睡眠に影響することがあるため、夜間の過剰摂取は避けたほうがよいでしょう。
なお、施術前の絶飲食時間内は、水やお茶も含めてクリニックの指示に従ってください。
ネットカフェのドリンクバーを利用する場合は、鍵付き個室などへの飲み物の持ち込みが禁止されていないか、店舗の利用規則も確認しておきましょう。
4. 施術後1週間から再開できること
術後1週間ほど経過すると、腫れや内出血が徐々に落ち着いてくる人もいます。
ただし、見た目が改善していても、組織が完全に回復したとは限りません。
参考にしたクリニックの指示書では、次のようなことが再開の目安として紹介されていました。
- 軽めのウォーキングや散歩
- 通常のシャワー、入浴
- 脂肪採取部位のマッサージ
- 飲酒や刺激物の段階的な再開
太ももなどから脂肪を採取した場合、採取部位に硬さやつっぱり感が残ることがあります。
その場合、クリニックから指示された方法で押す、さする、つまむなどのマッサージを行うことがあります。
ただし、これは脂肪を採取した部位のケアです。目の下に注入した脂肪をマッサージすることとは別なので、混同しないようにしましょう。
飲酒についても、術後1週間で必ず解禁という意味ではありません。腫れや内出血の状態に合わせて判断してください。
5. 施術後2週間から再開できること
2週間程度経過すると、腫れや内出血がさらに落ち着いてくる時期です。
クリニックの指示によっては、次のような活動が再開可能になります。
- ピラティス
- 軽めの運動
- ジョギング
ただし、運動の強度は施術内容によって異なります。
特に脂肪注入を行った場合は、単純な脱脂だけの施術と同じスケジュールで考えないほうがよいでしょう。
診察を受ける予定がある場合は、再開してよい活動について確認しておくと安心です。
6. 施術後1ヶ月からの生活
術後1ヶ月頃になると、日常生活で感じる不便が少なくなってくる人もいます。
クリニックの許可があれば、次のような活動を段階的に再開できる場合があります。
- 負荷の高い筋力トレーニング
- 激しいスポーツ
- ヨガなどの運動
また、目元のマッサージについても、この時期から許可するクリニックがあります。
ただし、脂肪注入部位のマッサージは、医療機関によって考え方が異なります。術後1ヶ月だからといって、自分の判断で目元を揉んだり押したりするのは避けましょう。
強いマッサージを再開できる時期についても、必ず担当医に確認してください。
7. 施術後3ヶ月頃まで経過を確認する
脂肪注入を伴うクマ取りでは、施術直後に見える状態が最終的な仕上がりとは限りません。
施術後は腫れやむくみが発生することがあり、時間の経過とともに状態が変化します。
そのため、術後1週間や1ヶ月の段階だけで仕上がりを判断しないことが大切です。
銀座みゆき通り美容外科では、経結膜脱脂と脂肪注入を組み合わせた施術について、術後3ヶ月頃を仕上がりの目安として紹介しています。
脂肪の定着には個人差があり、注入方法や身体の状態によっても異なります。脂肪が何%残るかを一律に決めることはできません。
焦らず経過を観察し、気になる部分があれば診察時に相談しましょう。
8. 施術後の異常は我慢せずクリニックへ相談する
腫れや内出血は術後に起こり得る症状ですが、すべてを通常のダウンタイムとして片付けてはいけません。
次のような症状がある場合は、速やかに施術を受けたクリニックへ連絡しましょう。
- 急激に腫れが強くなった
- 強い痛みが続いている
- 出血が止まらない
- 発熱や膿が出ている
- 見え方や視力に異常がある
特に視力の変化や急激な腫れなどは、通常の経過として様子を見ず、緊急の診察が必要になる場合があります。
まとめ|施術後の数ヶ月間は、焦らず丁寧に過ごすことが大切
今回は、切らないクマ取りと脂肪注入を受けた後の注意事項について、施術前日から術後3ヶ月頃までの流れをまとめました。
特に気をつけたいのは、次の5点です。
- 術前の絶飲食や薬剤の制限を守る
- 術後1週間程度は飲酒・激しい運動・長時間の入浴を控える
- 目元をこすったり、自己判断でマッサージしたりしない
- 点眼や洗顔など、毎日のケアも丁寧に行う
- 脂肪注入を行った場合は、数ヶ月単位で経過を確認する
私自身、施術を受けるまでは、終わってしまえばあとは時間が解決してくれるものだと考えていました。
しかし、実際には施術後にも気をつけることが多く、普段の生活習慣が回復期間に関係することも分かりました。
特に脂肪注入を伴う場合は、仕上がりを確認するまでに数ヶ月かかることがあります。
せっかく時間と費用をかけて受けた施術です。できるだけ良い状態で落ち着いてくれるように、クリニックから指定された禁酒期間や運動制限などは、自己判断で短縮せず、きちんと守って過ごすことが大切だと感じています。
禁酒や運動制限を長く続ければ必ず脂肪の定着率が上がるとまではいえませんが、少なくとも指定された期間を守ることは、腫れや内出血などのリスクを抑えるためにも重要です。
焦らず、無理をせず、施術後の経過を大切にしていきましょう。
目のクマ取り施術は、効果が一般的に5年以上と言われています。どの基準で守っていったらいいか迷った方は、あえて厳しいラインを引いてしっかり脂肪を定着させていきましょう。
参考にした医療機関・情報サイト
- 湘南美容クリニック:クマ取り後のダウンタイムと過ごし方
- 銀座みゆき通り美容外科:クマ取りのダウンタイムと過ごし方
- TCB東京中央美容外科:クマ取り後の洗顔・メイクについて
- 参天製薬:目薬の正しい使い方
- 医学研究所 北野病院:麻酔に関する説明書
※掲載情報は各医療機関の公開情報を参考にしています。各院の施術方法や術後指示がすべて共通しているわけではありません。