今回は例のGoogle Pixel 6aバッテリー問題の続き。
その記事はこちらから⇒

こちらで紹介したiCrackedというお店。
無償修理ということで遠くてもいいか、ということでいざ行ってみたら予想外の出費のリスクが…
ちょっとお店に行くま前と後で印象がだいぶ変わりました。
この記事では
- 修理に出す前に知っておきたいこと(ケースやフィルムは付けたままにしておくことを推奨)
- 修理によってどのようにスマホが変わるか
- 修理によって起こる故障のリスクや追加の費用について
以上のことについてお話ししていきます。
いざ実際に行ってみると勉強になったところがたくさんでした…
それをこれからみなさんと一緒に見ていきたいと思います。
iCrackedの感想

Google Pixel 6aのバッテリー無償修理が7月22日から始まりました。
iCrackedは2025年7月29日現在、予約が殺到していてGoogle Pixel 6aの修理を一時的に停止しています。

なので、なかなか修理にいけない人もイメージを掴んでもらうことと、また別の選択肢を選ぶ基準なんかにしてほしいです。
また、iCrackedは他のiPhoneなど主要メーカーも純正品を取り扱っている、修理に関してはとても強いお店です。
Google Pixel 6a以外のどのスマートフォンを所有している人でも自分のスマホが壊れたときの参考にしていただけたらと思います。
ここからは、実際に修理をお願いしてみてどの辺を気をつけたり、大変だったか、修理後のスマホの変化などを書いていきたいと思います。
修理する前に万が一に備えてのバックアップを忘れずに
立地
極所的なニーズに答えることになってしまいますが、ここでせかっく行ってきたので『iCracked Store イオン南松本』の紹介を。
まったく同じでは無いと思いますが、修理をお願いしたい地域のiCrackedがどんなところにあるのかイメージしていただけたらと思います。
ちなみに『イオン南松本店』は郊外に昔からあるイオンです。その街一番の地域(大型ショッピングモール)ではない場所にiCrackedは店舗を構えている可能性が高いかも。
お店の場所
これは誤算、、というか僕の地域の店舗に限った話かもしれないです。
でも前回の記事でもお話ししたとおり、iCrackedは地方だと1店舗あるのがやっとの間隔で点在しているお店なので、同じような感じになる人がいるかもしれないので書きます。
まず、僕が行ったのは『iCracked Store イオン南松本店』
ここまで行くのにかなり渋滞に巻き込まれて大変だった…
松本市は交通インフラがちょっと追いついていなくて、特に退勤ラッシュの時間でもないのにこうなってしまう。
ガチの退勤ラッシュだと本当に車が進まない。偶然にもガソリンも給油ランプ点いて軽くピンチだった。
久しぶりに松本行ったけど、都道府県に1つくらいのiCrackedなら『久しぶりに行った地域で思わぬ渋滞に…』ってパターンもあるかもなので予約時間に余裕を持たすか、代替え機があるなら郵送修理も検討してみてください。

イオン内のお店の位置
iCracked Store イオン南松本は、イオン1階のATMコーナーの一角にひっそりと存在していました。

おそらくは3畳ないくらいの広さ。『TSUTAYAに併設されていた初期の楽天モバイル店舗』より小さいかそれより少し狭いかくらいの印象。
店舗がそれほど多くないので、かなり久しぶりに松本へ行く人もいると思います。なので店舗内の位置も

本当にお店の端っこ。かなり近くまで行かないとお店があることに気がつかないくらい。
西側からの入り口はそのまままっすぐ、南からの入り口は入ってすぐ右手に進むと店舗に突き当たります。
お店の対応

予約しておいた〇〇ですけど~
と店員さんに伝え、修理の受付が始まります。
実は、渋滞していたことで予約の時間を過ぎてしまい遅れることをお店に伝えていたのですが、



わかりました。大丈夫ですよ~
と丁寧な対応。混んでいない時間帯だったこともあるだろうけどかなり助かりました。感謝(_ _)
2度手間?
ここで修理に入る前に
- バッテリー以外に異常がないかのチェック
- バッテリーが無償修理に対応しているモノか確認
をします。
①はバッテリー以外がおかしかったら無償修理の対象とならないので解ります。
②はこちらが来店予約をするときに入れた情報をそのまま言っているだけだったので、かなりの2度手間感。
”確認”じゃなくて本当になにも知らなくて位置から聞いている感じで、それって予約時に色々情報を入れる必要ないのでは?と思いました。
修理に当たっての注意【発熱してもケースは外すな】


2つのチェックが終わったら次に修理に関する注意事項です。
よくある『修理による保証の範囲』とか『実際に修理している時に見つかった問題に関して』の一般的な説明の他に、僕のスマホに関してだけの注意点が…
それは、修理後にディスプレイに異常が出るかもしれないとうこと。
どうやらディスプレイ四隅にキズがあるせいでディスプレイを剥がしたりはめたりするときに元通りにならないらしいとのこと。
ちなみにそのキズは発熱に対処するためにケースを外して生活していたためで誰でも起こりえること。
ネットで調べると、どの記事にも発熱したときの対処法として『ケースを外す』というのは出てきます。
僕もそれにならって付けていたケースを外していたわけですが、その状態で生活していると落とすことももちろんあるわけで。
でも、そのせいでキズが付いて修理に支障がでてしまった。


こちらが実際修理に出したGoogle Pixel 6a
カメラ越しというのもありますが、キズがあるのは分かるけどそれほど問題ない感じもします。
このレベルでも追加修理のリスクが出てきてしまうのです。
しかも、修理によっておかしくなったディスプレイを交換するにはこちらが費用を負担しないといけない。


しかも、「そうなる場合もある」というより「かなりの確率でおかしくなる」という感じの言い方。
これから修理に出そうとしている人は発熱してもケースは付けておくことをオススメします。
フィルムでもディスプレイはカバーできますが、四隅となるとやはりケースが欲しいとこ。
発熱に関してよろしくない状態ですが、無料だったはずが追加で2万円払うことになるよりいいと思います。
店員さんの提案【妥協案】
ここで、こちらの要望にできる限り答えようと店員さんが出した案が



分解しながらディスプレイの異常がないか確認しつつ、最終的に修理するかどうか決めるのはどうでしょう。
というもの。
途中でディスプレイに異常が見られた場合には修理を中止する選択肢もある。
ただし、その場合にも『途中まで修理しました』という料金は発生するとのこと。


かなり悩みましたし、納得がいかない部分も当然ありましたが、そうじゃないと受け付けてくれないのなら仕方がない。
本来なら修理中はお店をまわったりできるはずだけど(というかそのつもりでいた)ディスプレイが壊れないように見ながら祈るという感じで修理を見守ることに…
修理の様子


修理をする前にスマホの『修理モード』というのに切り替えてから修理をします。
これは修理中にスマホの中の個人情報を見れないようにするためのモードらしいですが、店員さんがやってくれるので切り替え方法を知らなくても問題ありません。
修理は、まず修理専用のカッターやヘリでスマホの外枠から丁寧にちょっとずつこじ開けていく。
防水、防塵規格がIPX67くらいになると隙間がほとんどなく開けるのにかなり苦労しているようでした。
しかし、僕も異常が出ないか心配で、その様子にかなり神経を使って見守っていました。
後から考えたら、例えディスプレイに異常が出ても新しくスマホ買うよりは安くなるのだから全て任せちゃえば良かったかも?
いや、自分が見守っていた方が店員さんも緊張感持って慎重にやってくれたかも…金額が万単位なのでどうするのが最善だったのか今でも考えちゃいます。
ディスプレイを開けたところまで無事に進んだ場面で店員さんが



後はもう異常が出るリスクはほとんどないので30分ほどお時間を頂きます。よかったらお店などまわってきてください。
ということで、ディスプレイを外す過程が終わり、ようやく本題のバッテリー交換へ。
修理の結果


30分後に戻ってきたときの修理結果は…
ディスプレイに異常もなく、データが飛んだりすることもなく、最初のリスクの話から来た不安をよそに割りと無事に元通りになって帰ってきました~一安心😌
ヒビが入っていた部分がより濃くなってはいましたが…まぁ許容範囲?
ただ、一度ディスプレイを開けているので耐水性はかなり下がっているとのこと。
本来は問題ないはずのお風呂などでの使用は控えるように言われました。
色々あったけれど、結果的に修理費用は0円に。
…神経の削られ方はとても無料だったとは思えないレベルだけどw
修理の明細を、上の画像の封筒に入れてもらって完了です。
修理後の使用感
交換したバッテリーが放電していたのか起動したときに20%くらいしかなくて焦りました。
そして、なかなか充電が遅い…と思ったけれど、これは本来のPixel 6aのスピード。
バッテリーが劣化したことで容量が減り、充電の速度が速くなったと勘違いしていただけで充電に時間が掛かる分、ちゃんと減りも遅くなっていてバッテリーを交換したことを実感。
体感では交換する前の3倍バッテリーの減りは遅い。
深くなったひびも見た目よりは酷くなくて、触ってみてもさらさら
修理から数日使ってみても『バッテリーを充電する回数が減った』こと以外は、今のところは異常はないです。
あと、なぜかバッテリーを交換した後にGoogleマップの『保存』ピンが立つようになりましたw


この〇の中にブックマークがある形のもの。これが元はまっさらでマップ上には表示されていませんでした。
なにも途中からまっさらになったわけじゃなくてPixel 6aを買ったときからこう。
むかし使っていたiPhoneは表示されていたのでなんで?って思いながら、自分なりに調べても解決しなかったのでしかたなくそのまま使用していましたが、これってバッテリーが原因だった?
とにかくおまけで思わぬ箇所まで直りました笑
やはり、位置情報を使うアプリを使用すると日中に充電する必要もでてくるけど、それ以外なら動画を見まくっても寝ているときに充電するだけで大丈夫な日もあったり、なんなら翌日まで充電しなくていい日もでてきたり、生活にもバッテリーへの負担にもかなりいい傾向。
実際に修理を依頼してみて分かったこと


今回、実際に修理してもらってみて、やる前とかなり印象が変わりました。
具体的には
- 無償修理を依頼しても追加の費用が掛かる場合があること
- 修理によって故障が発生した場合もお店側が負担するとは限らないこと
- 画面のヒビが濃くなっていたこと
- 防水機能の低下
修理をお願いする前までは、時間は掛かれどほとんどなんの心配もなくバッテリーを交換してもらって終了くらいに思っていたけれど、これだけ修理において心に留めておかないといけない要素がたくさん。
僕のスマホの状態が悪かったとは言え、それは発熱によるバッテリーへの負担を減らすためにしたことから起こったこと。
修理による故障の費用もこっち持ちなのはかなりキツかった。
まとめ:スマートフォンは修理をする前提の構造をしていない
店員さんの修理の様子を見させてもらって、最近のスマホは特に修理を前提とする構造をしていないと言うことが解りました。
- 画面の割れ(より深くなった)
- 耐水性が落ちた
あと、無事だった部分でも修理にはかなりのリスクが伴うことも。
- データの初期化や破損の可能性
- 修理による故障、追加の出費の可能性
- 非正規のお店で修理すると異常が出るケースも
- 正規店だと家から遠い
なかなか一筋縄ではいかないことばかりだったけど、これら全て今後スマホを使うに当たってたくさん勉強になりました。
結果的に追加の費用も発生することなく、初期化やデータ破損もありませんでした。
ただ、
- ヒビが深くなっていたり防水機能が低下したので、スマホを修理に出したらキレイに元通りに帰ってくることは期待してはいけない
- 少なくともここ3年以内のスマートフォンは修理をしない前提の構造をしていること。
なんかは覚えておくべきポイントなんだなと。
スマホ会社の保証プランに入っていても気づいたら修理代より高い金額を払っていることも。
なかなか落とし所が難しいですが、だからこそメーカー側は、例え無償だろうがなにかの異常や問題が起こらないようにしないといけない。
今回のGoogleにしてもここはしっかりサポートしなきゃいけない。そして、これはGoogle以外にもスマホ業界全体の大きな問題かと思います。
今回のことでスマホを買い換えるときの基準がだいぶ変わりました。
これからはスペックや使用用途よりも、むしろ修理する必要が発生しないスマホを選びたい。
そのためには、異常が極力報告されていないメーカーのスマホを知る必要があります。
それが一番スマホを長く使う秘訣だと感じました。
次の記事ではスマホの各メーカーの異常報告も調べて、どこが一番長く使えそうかも見ていこうと思います。
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