いつか行きたかったグランドシネマサンシャイン池袋!!
ついに行ってきました。ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング!!
…ということで、今回は映画『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』のレビューをしていきたいと思います。
念願のULTRA4DXで鑑賞してきたので、『どう体感したか』の感想もしていきたいと思います。
ULTRA4DXがどんな効果、どこで見れるなど詳しくはこちら
映画の核心やストーリーのネタバレになるような部分は避けながら、少し映画の内容には触れていきます。
映画の概要

キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
クリストファー・マッカリー | ※監督 |
トム・クルーズ | イーサン・ハント |
グレース | ヘイリー・アトウェル |
ルーサー・スティッケル | ビング・レイムス |
ベンジー・ダン | サイモン・ペッグ |
ガブリエル | イーサイ・モラレス |
パリス | ポム・クレメンティエフ |
ユージーン・キトリッジ | ヘンリー・ツェーニー |
あらすじ
トム・クルーズの代表作で、1996年の第1作から約30年にわたり人気を博してきた大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作。
前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」とあわせて2部作として製作され、「デッドレコニング」から続く物語が展開。前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、その鍵によって導かれていくイーサンの運命が描かれる。また、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去などが明かされる。シリーズおなじみとなったトム・クルーズ本人によるスタントシーンも健在で、今作では飛び回る小型プロペラ機にしがみつく空中スタントなどが見どころとなる。
スパイ組織「IMF」に所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ、「M:i:III」で登場して以降、イーサンの盟友となっているベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、シリーズ全作に登場しているルーサー・スティッケル役のビング・レイムスらおなじみのメンバーはもちろん、前作「デッドレコニング」から登場したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投。トム・クルーズ主演作で監督や脚本、製作を数多く担ってきたクリストファー・マッカリーが、今作でもメガホンをとった。
映画.com
感想
映画のここが良かった!
シリーズの集大成

まず、ミッションインポッシブル冒頭でお決まりのCIAからのメッセージのシーン
前作まででもはやイーサン・ハントチームはCIAともMIFとも離れてしまっているので、今作は別の所属からのメッセージなのですが…
そのメッセージは新しい任務ではなく、今までの功績をねぎらうような内容
それを聞きながら、今までのミッションインポッシブルを振り返るようなハイライトシーンになります。
(※見出しの画像は今作で流れる1場面)
今回、『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』でこのシリーズが最後って名言はされていないと思うんですが、それでもこのシーンを見ると「ああ…これでミッションインポッシブル最後なんだな…」って思います。
もちろん、僕は映画の関係者じゃないのでハッキリ言えませんが、少なくともトム・クルーズでのミッションインポッシブルは最後なのかなと
いろんなメディアの情報やトム・クルーズの年齢も考えたらそれが自然ですよね。寂しいけれど今作を見てもムチャクチャしまくっているので、このまま続けたらマジで撮影中に命を落としかねないし充分市グルくらいエンターテインメントを提供してくれたので、アクションは休んでほしいですね。
そんなことを思わせる冒頭のハイライトシーンがとても良かった。
前作の伏線回収

ひとつは、M:I3のラビットフットについて
ラビットフットって結局なんなのか分からないままM:I3が終わった感じですが、今作でそれが明らかになります。
「そこと繋げるか~」とも思ったし「正直いまさら…」感もありました。
ミッション:インポッシブルじゃなくてもフリが大きすぎる(長すぎる)と後付け感がでてきちゃう、ぶっちゃけ後付けだと思うけれど、ちょっとすっきりもする要素
もうひとつは、前作のデットレコニングって分からない部分が多くあったと思います。
エンティティとガブリエルが共闘しているのか、それとも上下関係があるのか
エンティティをどうしたら任務達成なのか
とか、観てる側も主軸がハッキリせずにモヤモヤする部分を抱えながら、次回へ続くって感じでした。
ミッション:インポッシブル自体がアクションシーンのためにストーリーがあるようなものなので、ストーリーは”概念”的に捉えるのが正解
しかし、それが分かった上で観ていても難しかった。それが、今作ではハッキリします。
概念的なものなので、適当なまま進むのかなと思っていたけれど、ちゃんと伏線回収するかのように答え合わせしていって、前作がどうなっていたのか気になって見返したくなるようにしっかり考えられていました。
まぁ、今作は今作で『イーサン・ハントチームが次に何をしなきゃいけないのか』という部分はお決まりの怒濤の展開、こっちは概念的に捉えてなんとかついて行くのがやっと、、、というのは変わらなかったりします(^_^;
4DXの演出

今回初めてULTRA4DXで鑑賞してみて一番お気に入り、というか「4DXすごっ」って思ったシーンがあります。
予告編でも出てきた空母、そこに行くためにイーサン・ハント(トム・クルーズ)がヘリに乗り込むシーンがあります。
そのシーンが『小雨の降っている湿った空気の風の強い場面』だったのですが、その日本でもよくある天気の雰囲気を”風とちょっとした水しぶき”で見事に再現
風で肌寒い雰囲気も見事、4DXのすごさを感じました。
アクション映画見慣れた人もうならせるやりすぎなシーン

予告編でもあったセスナに掴まっているシーン
ある程度映画を観てきた人なら『乗り物に掴まって振り落とされないように踏ん張るシーン』はある意味お決まり
しかし、そんなことミッション:インポッシブル制作スタッフは分かっているよと言わんばかりにやり過ぎます笑
そのシーンはかなり長く、4DXの演出も相まって作中一番没頭できたシーン
まじでアクション映画観まくっている人も期待を裏切らないような濃い内容になっています。
前作までで「もうこれ以上ないだろ」ってくらいすごいシーンを盛り込んできたミッション:インポッシブル
それでも、また前作を超えてくるのは本当にすごい。
トム・クルーズが行った訓練一覧はこちら
- 炎上パラシュート降下訓練
- 高高度ダイブ訓練
- 水中スタント訓練 水中シーンのための潜水・息止めトレーニング
- 体力・筋力・安定性トレーニング
- モトクロス(バイク)訓練
- ベースジャンプ&アドバンスドスカイダイビング訓練
これだけ、僕らが見えていないところでのこだわりや努力が詰め込まれています。
観ていても、CGでは作れない緊迫感が俳優陣の表情などから伝わってきて、これはお金を払って観る価値があると思わせてくれます。
もう少しこうだったら良かった
今作に限らないのですが、ミッション:インポッシブルはアクションを考えてからストーリーを作るので、展開は概念的に捉えるのがいい…ってくらいに淡々と進んでいきます。
正直、見所しかないのに、そのシーンが淡々と進んでいくのがもったいない気が観ていてしました。
どれだけトム・クルーズが窮地でも仲間が瀕死でもなんとかなってしまう感がでてしまう。
今作でも、前作のイルサのようにメインキャラが離脱してしまいますが、他の要素のスケールがでかすぎてあまりショックに感じなかったり、どうせ終盤に生きてるってオチでしょ的な軽い気持ちで観てしまいます。
もっと時間をかけてしんどかったり大変そうな感じを出せば、こっちももっと緊張感持てるのになっていう…
しかし、淡々と進行した結果、約3時間の映画になってしまった訳で、ここから丁寧にしていくとなると3作分くらいのボリュームになってしまうのでこれはもう仕方がないことなのかも
集大成という意味でも、『ラーメンの全部のせ』的な贅沢な感じを受け取るような感覚で観るしかないかと
これ、コナンの映画にも感じるんですが、この『みどころ詰め込みすぎ』の映画の感じに名前を付けたい笑
良い映画だからこそもったいないな~って思った部分でした。
視聴した人の声
ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニングを鑑賞した方の声です。
やはりストーリーの部分ではついて行けなかったり少し違和感を覚えている人もいるみたい。
最後であってほしくない!!って気持ちは僕もあります。…この先ミッションインポッシブルはどうなるのか
どんな人にオススメか

アクション映画が好きな人
アクション映画に飽きた人
ミッション:インポッシブル、トム・クルーズが好きな人
前作、ミッション:インポッシブル デッドレコニングを観た人
今回、ULTRA4DXで鑑賞したんですが、なにも音響&映像効果がなくてもアクションがすごかった。
アクション映画好きな人も、見慣れて飽きた人も納得すると思います。
約3時間と長かったけれど座り疲れる感覚も無いくらい怒濤の展開でマンネリすることはありませんでした。
逆に詰め込みすぎて展開が丁寧ではないので、すごいシーンもそれほどに映ってしまうかも
アクションメインとは言え、観客を置いていくような構成が苦手という人はオススメできません。
まとめ
ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング撮影時のトム・クルーズは60歳
還暦のおじいちゃんがどこまでアクションやれるのか不安があった訳じゃないけれど、実際は期待値を大きく上回ってみてよかったと思える映画でした。
映画ではないけれど、龍が如くとかも1作目から「もうこれ以上無いだろ」くらいの展開を次回作以降上回り続けていて、作り手側自身で高くしたハードルを越えてくるっていうのはすごく大変なことだし、クリエイターとして尊敬できます。
現代の映画界においてアクションとか展開とかパターンとしては出し尽くした感があります。
しかも、それら要素だけ切り取られてYouTubeとかで繰り返し見れるから余計に観る側は『慣れ』ができて、大変な撮影シーンもどこかで観たような気がして凄さが半減しちゃう。
そんな、アクションを”見慣れた”状態の自分をここまでの感情にさせてくれたミッションインポッシブルの制作スタッフやトム・クルーズは本当にすごい。
ミッションインポッシブルやアクション映画じゃなくても、その期待を上回るメンタルで今後も映画作っていってほしいです。
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